盛夏に向けて各店では早くも2010年の最新水着を揃えた売り場を設け始めている。繊維メーカー、アパレル、ファッションビル各社の“トレンド予測”によると、ビビッドカラーが流行した昨年から一転、今年は優しいパステル系の色合いやフェミニンなデザインが主流になるという。また、今年登場の新作水着には、強化されたUV機能や速乾機能のほか、ファッションの流行を取り入れた商品、下着のノウハウを転用し美しいラインの谷間を強調したビキニも登場するなど、機能性?ファッション性ともに進化を遂げている。
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淡く優しい色合いの“シャーベットカラー”を今年のトレンドに挙げているのは繊維メーカーの東レと旭化成せんい。さらに、東レは「加えてデニムの定番ネイビーをはじめ、ブルーのバリエーションがトレンドになる」と分析しており、旭化成せんいは「大小の花柄、フリルやリボンをあしらったガーリッシュテイスト」が流行すると予測する。
機能面では、UV加工や速乾機能の強化が目立つ。東レはUPF(紫外線保護指数)50+の新素材「“トリンティ”UV」を、旭化成せんいも紫外線をカットするUVブロック素材や防透け性機能に加え、淡い色合いも美しく表現する発色性の高さをポイントとした「Sunplay」シリーズを展開。これら機能は、2010年の水着に欠かせないものになっている。
体型補正の機能としては、胸の小ささをカバーしたり“胸の位置の安定感”が増すホルターネックはもちろんのこと、「ワイヤーが入ったブラが定番になる」と東レは予測。また、胸元のリボンの結び方の強弱で胸が中央に寄り、谷間を生み出す三愛の『スタイルアップ水着』のほか、ブラジャーではお馴染みになりつつある“谷間を作る”工夫が活用された商品も登場。これまでは内側に忍ばせたパットだけが頼りだった胸元も、水着の機能が加わることでより“魅力的なバスト”を演出できるように。
また、2010年はこれまで以上にファッションのトレンドが水着にも取り入れられている点が特長。スタッズを使用したビキニやチャームやシュシュなどのアクセサリーが付いた商品も目立つほか、昨年同様パンツやパーカーなどの別売り商品も豊富に用意されてコーディネートの自由度も増している。
2009年は新型インフルエンザの流行や悪天候により水着の売上げが落ち込んだが、各社は今年、ニーズの多様化に応える品ぞろえと新素材を武器に、盛夏に向けてアピールしていく。
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